「黒帯 Kuro-Obi」DVDがきた!

忙しかった年度末もようやく終わりが近づき、桜の花が咲こうかというころ、注文したことをすっかり忘れていたDVDがきました。
昨年の秋に公開された空手映画「黒帯 Kuro-Obi」初回限定版(中達也さんの直筆サインいり!)です。
劇場公開はかなり細々としたものだったので、知らない人がほとんどだと思います。
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通常、映画に出演するのは俳優さんで、その俳優さんがいろいろな役を演じます。
当然スポーツ系の映画でも同じです。
でも例えばイチローの映画を撮るとした時、イチローと同じ動きができる俳優さんなんているわけがありませんよね。
名作「メジャーリーグ」に出演していたチャーリー・シーンは、本人は奨学金が貰えるほどの野球の腕前で、なかなかの投球を見せてくれましたが、それでも本職の動きや迫力は出せません。
当たり前ですが「やっぱり本職のようにはいかないよね」となることは仕方ありません。
格闘系はさらに厳しく、カット割りや早回し、効果音でなんとか見れるようにするしかないのが現実です。


しかしこの映画は違います。
現役の空手家が、空手家の役で出ています。
メインキャストは3人で、八木明人さんは沖縄明武館剛柔流、中達也さんは空手協会本部師範、鈴木ゆうじさんは極真の黒帯。
八木さんと中さんの空手アクションが中心となります。
イチローが野球映画の主演を、室伏兄貴がハンマー投げの映画の主演を、浅田真央がフィギュアスケートの映画の主演をするようなものです。
タイの「マッハ!!!!!!!!」の空手版ってところです。


私はこの映画を試写会で見たのですが、映画としては正直微妙です。
ストーリーはグタグタボロボロで、お世辞でも良い点を挙げるのが難しいほどの作品です。
ただし、空手家である主演の2人の演技は心配していたよりも上手く、十分及第点です。
特に大観役の中達也さん(日本空手協会本部師範)は外見も演技も渋く、俳優としてもやっていけそうな感じ。
しびれちゃいます。


このDVD、本編よりもメイキングなどのおまけのほうが面白く、役に立つとおもいます。
と言うわけで、買うなら限定版がお勧め。
ちょうど明日は仕事が休み。
5月末に昇段昇級審査の日程も決まったし、気合を入れて見ますかね!
でも特典DISCばっかり繰り返し見そうです。



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