空手の道着

今回は空手着の話しです。
道着、胴衣、道衣などと言われます。
白い上着と下ばき、それに帯を締める姿は誰もがイメージできるでしょう。
スターウォーズのジェダイたちの衣装はこの道着を参考にしたことは有名です。


その道着を使用する2つの有名な武術が柔道と空手です。
使用する道着は同じように見えますが、実は違うものです。
柔道はお互いが道着をつかみ合うのが前提なので、生地が厚い道着です。
また、道着のそのものを締め技の武器としますので、引っ張って破けてしまうようでは困ります。
体重100kg以上のオリンピッククラスの大男達が掴んで振り回しても破けない、非常に丈夫なものとなっています。
形もルールで決められていて「袖はゆるやかで(前腕のいちばん太いところで、袖口とのあきが、すくなくとも5cm以上、ひじのところで10cm以上の余裕があること)長さはひじと手首の中間をややこえる程度」となっています。
逆に空手はつかみ合いするわけではないので、薄くて動きやすいものとなっています。
厚い生地では、瞬間的な手や足の動きを邪魔してしまいます。
引っ張って振り回すことを想定していないので、それほど丈夫な作りでなくても問題ないわけです。
柔道と空手、違う武道なのに同じような道着を着ているのは何故でしょうか?
それは、空手の道着は柔道の道着を参考に作られたものだからです。
船腰義珍が大正11年(1922年)6月に、柔道の嘉納治五郎の招待により、講道館で空手(当時は唐手)の演武と解説を行った際に、みずから手縫いで柔道衣風の稽古衣を仕立てあげたと言われています。
空手の中でも伝統系とフルコン系では道着が違います。
伝統系は袖が長く裾が短いものを、フルコン系では逆に袖が短く裾が長いものを使用することが多いです。
生地は伝統系のほうが厚くて重め、フルコン系は薄くて軽めです。
値段は高いものから安いものまで色々ありますが、高いものは材質や縫製が良く洗っても縮まないため、長持ちします。
また、色は白かアイボリーが普通です。
ちなみに稽古したら空手着はちゃんと洗いましょう。
あまり汚れていないからと言って放置しておくとカビが生えます。
清潔な道着で稽古するのは仲間や武道にたいする礼儀です。

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